2014年10月30日木曜日

超ウルトラスーパースルーパス

FM2014をプレイしていたら、ものすごいスルーパスから得点が生まれた。舞台はCL、相手はMANU。


右サイドバックのVelascoがキーパーからボールをもらってキープ。


相手の41番をうまく交わして……


前線にパス。これ、適当に蹴りだしたのだと思ったら……


なんと前線へのスルーパスとなった。偶然なのか意図なのか


これをArboledaがきっちり決めて先制。デヘアもどうしようもなかった。

相手のフォメがDMCを置かない4-2-3-1だから、うまいことパスコースが開いていたのは確かだけど、こんなに長いパスが通るのは初めて見たかもしれない。

ちなみに以前やはりMANU戦の機会に言っていたことだけれど、FMの世界では


に対しては、


このフォメがめっぽう強い。これの組み合わせで負けたことはないってほど強い。

実際にこれで対戦している一枚目の画像を見れば一目瞭然だけど、相手の中盤は完全に抑えているし、数的優位になっている。攻撃時にはSBが上がってサポートするので、攻撃の枚数はこちら5に対し、相手は最終ラインの四人だけ。

守備では、サイドの人数不足になるように見えるが、実際はそうでもない。

むかしのFMでは、この4-1-2-1-2は最強のフォメで、禁じ手になるほど強かったけれど、いまのFMではそれほどでもないと思う。しかし、高めの4-2-3-1に対しては圧倒的な強さだ。

2014年10月25日土曜日

FM2015はモーションがリアルになるらしい

週末ジレンマさんの記事で、FM2015の改良点が挙げられている。色々細かい変更点がたくさんあるようだ。Fm13から14のときもこんなにいっぱい変わったっけ?

一番の変更点は、ついに3Dモーションに手が加えられること。次作では、選手が今までのロボットみたいな動きではなく、モーションセンサーで動きを取り入れた自然な動きをするらしい。動画もアップされている。


正直、いまのモーションは単調で見てられなかった。なので、ぼくは2Dで試合を見ている。でも、これになると、久々に試合での選手の動きを見ることそのものが楽しめそうだ。

なんだかんだいても、選手の動きは徐々に改善されてきていて、変な動きは少なくなってきている。思い返せば、2012では、選手が互いにタックルを延々と繰り返す動作があったし、2013ではプレスに追われて延々と後ろにドリブルする動作があった。2014ではドリブルで味方にぶつかるようなこともなくなって、見ていてまともな動きになってきてはいた。これでモーションが自然になれば、FMのシミュレーションゲームとしての価値が一弾あがるのは間違いない。

2014年10月23日木曜日

守備と決定率との関係

Jリーグの守備はザルである。とはいえ、試合を通してみたら、それなりにゾーンディフェンスを敷いて守ってはいる。が、セットプレイからの得点は除いて、得点/失点シーンは必ず守備のミスから生まれている。

なぜJでは守備をきちっとしないのか。その理由はこないだ試合を見ていて理解した。Jでは、決定率がとんでもなく低い印象を受ける。どフリーでシュートを打っても、ほとんど枠内に行かない。なので、多少相手にシュートを打たせても全然OKなのだ。

この印象は正しいだろうか?

データを見てみよう。枠内シュート率がなかったので、決定率をあげる。これは2014年9月27日時点のJ1の得点数順の決定率。

()はシュート数-決定率

1位 15 大久保嘉人(73-20%)
2位 13 ペドロジュニオール(48-27%)
3位 11 武藤嘉紀(42-26%)
3位 11 マルキーニョス(63-18%)
3位 11 豊田陽平(55-20%)
6位 10 エドゥー(39-26%)
6位 10 ダヴィ(88-11%)
6位 10 小林悠(50-20%)
6位 10 興梠慎三(34-29%)
6位 10 ノヴァコヴィッチ(52-19%)

http://www.55ft.co/2014/10/j12.html
より。

これを見ると、上位はだいたい20パー以上かそれに近い数値があることがわかる。決定率20パーというのは十分な数値だ。というか、FWに20パーの決定力があればすごいことだ。


これは欧州五代リーグの点取り屋のゴール数と決定率をチャートにしたもの。決定率の平均は21.4パーだ。ちなみにメッシは21-22くらい、クリロナは14パーくらい(クリロナのはほかのサイトのデータを見た)。サイドの選手で決定率14パーっていうのは悪くないだろう。

これを念頭に置いたうえで、今度はJのデータを見よう。いま首位の浦和の成績だ。

数値は2014年9月27日時点

浦和レッズ 44得点21失点
(ゴール数-シュート数-決定率)
全体   42  287 15%

興梠慎三 10 34 29%
李 忠成 5 29 17%
梅崎 司 4 36 11%
原口元気 4 43 9%
阿部勇樹 3 17 18%
宇賀神 3 24 13%
森脇良太 3 19 16%
槙野智章 3 34 9%
柏木陽介 2 30 7%
那須大亮 2 9 22%
関根貴大 1 7 14%
鈴木啓太 1 3 33%
平川忠亮 1 2 50%

2ゴール以上あげている選手のなかで、決定率が20パー以上の選手は興梠慎三だけ。シュート数順に並べ直すとこうなる

原口元気 4 43 9%
梅崎 司 4 36 11%
興梠慎三 10 34 29%
槙野智章 3 34 9%
柏木陽介 2 30 7%
李 忠成 5 29 17%

これ、対戦相手もこのデータを知っているわけだ。すると、浦和でマークすべきなのは李忠成と興梠慎三だけで、あとはシュートを打たせておいてもまあ点は取られない、ということが事前にわかるわけだ。なんせ、決定率が低いからね。これは、シュートがそもそも枠に飛ばないからだ。10回に一回しか入らないわけだから、五本くらいならどフリーで打たせても問題ない、と思ってしまうのかもしれない。そして、実際Jでは、選手がどフリーでも外す外す。

ガンバ大阪 47得点25失点
(ゴール数-シュート数-決定率)
全体   47  269 17%

宇佐美貴史 8 43 19%
阿部浩之 7 48 15%
パトリック 7 28 25%
遠藤保仁 5 25 20%
倉田 秋 5 33 15%
リンス 4 31 13%
大森晃太郎 3 10 30%
丹羽大輝 2 4 50%
今野泰幸 2 11 18%
二川孝広 1 8 13%
佐藤晃大 1 15 7%
西野貴治 1 5 20%
岩下敬輔 1 8 13%

同じくhttp://www.55ft.co/2014/10/j12.html
より。

ガンバは誰もがかなり決定率が高い。これが快進撃の理由だろう。サッカーってのは点を取らないと勝てないのだから、決定率が高い選手が多いチームが勝つ。

さて、今季J1前半戦のシュート数は3130に対し、ゴール数は367。つまり、リーグ全体での決定率は11.6パーセント。

データは
https://twitter.com/football_lab/status/494786631073673218
より

2012年のデータを見ると、シュート数は6718に対しゴール数は855で決定率は12.72パーセントだから、決定率はだいたいいつも11-12パーセント台なわけだ。

これ、普通じゃないか? 数値で見ると、Jは決定率がそれほど低いわけではない。残念ながらほかのリーグのシュート数のデータが見つからなかったので数値での比較はできないが、どこもだいたい10パーセントくらいだと思う。あるデータでは、あるシーズンのレアル・マドリーが決定率16パーで、バルサが12パーというのがあるが、こういうチームと比較してもあまり参考にはならないだろう。

が、2010年のデータだが、枠内シュート率については、ほかのリーグと比較できる。J1の枠内シュート率は36.42%に対し、プレミアが30.90パーセント。これはつまり、プレミアよりJ1のほうが枠内率が高い。
http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/blog-entry-2248.html

完全に印象と逆の結果が出た。しかし、プレミアは、シューターがどフリーのときのシュートをJ1ほどは外してない。逆に、ミドルシュートがばんばん決まる。これ、数値はあまり意味が無いように思える。

というのも、見たところ、Jではあまりシュートを打たない。逆に、欧州ではシュートを撃ちまくる。Jでは、セットプレイ時を除いて、シューターがどフリーになったときにしかシュートを撃っていないように思える。逆に、欧州ではどフリーでなくてもシュートをうち、それがけっこう決まる。この差は、見ていればかなりはっきり分かる差だ。

J1の枠内シュート率36パーというのは、シューターがどフリーのときにシュートを打って、三回に一回しか枠に飛ばない、ということだと思う。さらに、決定率は11-2パーなので、枠に飛んだうち三回に一回しか決まらない。これが、実際にJ1の試合を見ていて感じることに合致すると思う。

逆に、欧州の試合では、シューターがどフリーのときにもっと高い確率で枠に飛んでいるはずだ。フリーっつてもクロスからのシュートを外すのはよくある。しかし、Jでよくある、真ん中からどフリーで抜けてシュートする場合、枠内率は50パー以上はあるだろう。というか、そういうレベルの試合でないと、そもそもお客が見ない。

Jでは、結局真ん中の絶好の位置からどフリーでシュートを打っても三回に一回しか枠に飛ばないので、守備が甘くなる。考えてもみてほしい。相手が決定的なチャンスでも10回に一回しか決められないわけだから、守備する気が起きないのも当然かもしれない。

逆に、欧州のトップの試合で、どフリーでペナエリアの真ん中からシュートを選手がうっている場合、50パーセント以上は決まっている。それ以外のゴールは、もっと難しいシュートから決まっている。だからこそゴールが決まった時にすごいと思えるわけだ。が、Jのゴールは、決まって当たり前のものを外して外して外しまくったあげくにようやく決まるものだ。これでカタルシスを感じろというのは無理だろう。というか、Jの試合を見ている人はストレスたまらないのかな。

2014年10月22日水曜日

『フットボールネーション』というマンガ

『フットボールネーション』というマンガがある。これ、最初の方は、インナーマッスルすげえ、アウターマッスル使えねえという教えが出てきて、うそ臭い。ネットで調べると、インナーマッスルって言葉は科学的でないと書かれている。なんかマンガでも、インナーマッスル鍛えれば成績も上がり、女の子にもモテモテみたいな感じで、その理論は宗教に近いものだと感じた。

がしかし、その部分を抜きにすれば、このマンガで指摘されていることはそう的外れではない。Jリーグの選手の体の使い方や走り方が、欧州の選手のそれとぜんぜん違うのは一目見てわかる。それが姿勢への意識への違いからくる筋肉と脳の使い方の違いだという指摘がマンガにあり、これは納得できる。まあ全部インナーマッスルのせいではないだろうけど。

事実、Jの選手は体をいつも曲げていて、すっと立っていない。それが、なんかわちゃわちゃした動きになって反映されている。そして、前の投稿でも指摘した、

  • バックステップやサイドステップがヘタで、すぐふらつく
  • Jの選手は走りだすと急に止まれないらしく、ドリブルするボールホルダーに走って追いついてもシュート阻止する体勢が作れない
  • 同じくサイドで追いついてもクロスを阻止する体勢が作れない

これの要因になっていると思う。

マンガでは浦和ユースはエリートなのにかかわらず、その出身者が日本代表に選ばれたことも、海外で活躍したこともないことが言及され、その原因がユースで身につけられる姿勢と筋肉の使い方の悪さにあると言われている。まあ前半の話が本当なら、その一因に体の使い方があることもあるかもしれない。というか、Jの選手の姿勢の悪さがユースで教えられているかもしれないってのは衝撃的な話だ。

さて、『フットボールネーション』の五巻あたりではインナーマッスルの説明はもう終わっていて、目線の話になっている。欧州の選手は体がどんなに傾いていても目線はつねに地面と平行になっていて、ブレないという話だ。これを聞いて思い出すのは、かつての中田の視野の広さ。マンガの内容が正しければ、見てもいないのに味方が見えている中田の視野の広さは、ドリブルしているときでもいつもすっと立っていて顔がぶれていないその姿勢の良さと関係があるということだ。これも説得力がある。

というわけで、『フットボールネーション』は日本でユース指導あたりから蔓延している誤解をばんばん指摘するマンガとなっていて、インナーマッスル以外の部分はけっこう説得力があって面白い。

がしかし、確かに体や筋肉の使い方も根本的に重要な問題ではあるが、それよりもJの問題は守備にある。そこんとこが触れられていないのはもの足りない。というか、日本で守備について語るのはタブーなのだろうか? これは指摘してはいけないことなのだろうか?

2014年10月20日月曜日

ほんとにJの守備はダメなのか?

さきの二回の投稿で、日本の守備について書いた。さて、Jリーグの守備は本当にそこまでダメなのか、疑問に思われる方も多いと思う。守備がダメなのは下位のチームだけじゃないか、という意見もあるかもしれない。残念ながらハズレだ。


前回引用した守備がダメダメな神戸。ここはいまJで九位、つまり上半分に入っている。ここが九位でいられるってことは、あとは押して図るべきだ。この守備なら、毎試合4失点してもおかしくはない、つまり、降格圏内にいてもおかしくないが、上位にいるのだ。宇佐美も調子がいいと散々もてはやされているが、Jで毎試合ハットトリックくらいできないと世界では通用しないんじゃないだろうか。


この試合、鹿島が川崎に4失点しているが、どれも守備ができていれば防げたはずだ。まあ逆に言うと、この守備だと毎試合4失点はするだろうな、というレベルだ。とくにひどいのがクリアミスからの失点。

Jの試合ならどれもほぼ同じだ。守備がお寒い。何がダメなのか列挙してみた。

  • ボールホルダーへのチェックは前からではなく後ろから→間に合わないし意味ない
  • ボールホルダーへのチェックは無意味に二人で→結果、誰がアタックするのか曖昧で守備できず
  • なぜ後ろからのチェックになるかというと、ポジショニングの時点で相手の選手の後ろにいないから
  • パスを受けた選手に極端に差をつめて抜かれる→相手がパスを受けたその瞬間はタックルしないのがセオリー
  • ラインコントロールができていない→結果、なんちゃってゾーンディフェンスになっている
  • 最終ラインだけでなく、二列目のラインでもできてない→4-4で守れていない
  • 4-4のラインを作れている場合でも、ラインとラインの間を開け過ぎでバイタルがばがば→失点まったなし
  • ボールホルダーに誰がチェックに行くかが曖昧→抜かれても誰の責任なのか曖昧
  • 数的不利の場合、ボールホルダーにチェックにいくかフリーの選手のマークをするのか曖昧→結果どっちに対しても曖昧な守備になる
  • 守備とは、相手がボールを出す瞬間に足を伸ばして触れようとすることだと思っている
  • なぜそんな守備しかできないかというと、相手のパスコースを切れていないから
  • 守備のときに、パニックになってボールホルダーしか見れていない→結果どフリーの選手を作る
  • 要するに、ボールホルダーだけでなくほかの選手もマークしないといけない、ということがわかっていない
  • タックルがダメですぐ抜かれる
  • バックステップやサイドステップがヘタで、すぐふらつく
  • 無意味なスライディングタックルが多い
  • Jの選手は走りだすと急に止まれないらしく、ドリブルするボールホルダーに走って追いついてもシュート阻止する体勢が作れない
  • 同じくサイドで追いついてもクロスを阻止する体勢が作れない
  • ボールを奪われると後ろから追いかけるが、とくに相手の選手の誰かにチェックに行くでもなく、無駄に自陣に向かって走りまわる
もっとあるとあると思うけど、ぱっと指摘できるのはこれくらいかな。要するに、守備に関しては0から10まで何もできていない。もう一度言うが、「守備の文化がない」どころか、そもそも「守備がない」のである。

え、なにそれ、これほんとにプロのサッカー?と思ったあなたは正しい。これは草サッカーレベルである。じつはJリーグとは、足元の技術だけはやたらにある草サッカーのことなのだ。嘘だと思うならどの試合でもいいから、崩されて失点するときの守備を見てほしい。失笑どころか、ホラーである。マジで背筋が寒くなる。

Jリーグ発足の92年の段階でこの守備っつうのならまだわかるが、2014年の段階でまだこれなのだ。これはもう、恐怖以外のなにものでもない。


たとえば浦和の得点シーン集動画を見てほしい。これ、逆に見ると相手が失点するシーン集だからね。セットプレイからの失点を除けば、失点シーンはどれも全部上のどれかに当てはまると思う。


これは浦和の得点シーン。白の清水はペナエリア内に5人、浦和は3人。数字だけ見ると、これで失点はありえない。が、画像を見ると、なんと浦和はエリア内で二人がフリーになっている。案の定、この二人がからんで得点するわけだ。なにがまずいかって、これ結局は、清水の選手が相手選手をマークする気がないことにある。ボールホルダーばっかり見ていて、ほかの選手をマークに行かない。とくに中央で相手をフリーにさせている清水の七番本田拓也がひどい。ちなみにこの人代表歴がある。こんなの清水のファンが見たら発狂すると思う。いや、ファンでなくてもこんなの見せられた日にゃあ発狂するわ。


もう一つ決定的瞬間。これ、ゴール前で三人いながら、浦和の選手二人をフリーにさせている。これで失点しないほうがおかしい。なんという守備。いや、こんなもの守備と呼べないんだけど。こいつら、ゾーンっつっても、結局は人につくってことを理解していないし、守備っつたらボールがないところでも相手をケアするってことを理解していない。つまり、何もわかってない。

きちんと守備さえできていれば、サッカーというのはそうそう失点しないものである。一対一がきちんとできていれば、クロスもあげるの防げるし、シュートも阻止できる。組織がきちんとできていれば、パスコースをつぶせるし、ワンツーで一人抜かれてもほかの一人がチェックにいける。んが、Jの守備は、一対一も組織もできてない。繰り返しになるが、何もできていない。これでプロを名乗るというのは悪いジョークかなんかである。嘘だと思うのなら、ヨーロッパのどっかのユースチーム(ユースってのはまだプロじゃない選手がいるところ)とJのチームと対戦させてみるといい。負けるから。

ニコニコでサッカーを見ていると、よく「ニワカ」談義になる。サッカーをしたことがある人は玄人で、そうじゃないのはニワカってことらしい。しかし、J1でさえこのレベルなのだから、日本でサッカーをした経験があるというのは、ほんとに「サッカーの経験」と呼べるレベルのものなのか、疑問だ。


J1でさえ守備ができてない。このことに気づきさえすれば、J1で勝つには守備を作ればいいというのがわかるはずだ。守備さえきちんと作れば、J1で7連覇くらいはわけないことだと思う。しかし、そういうチームが現れないということは、Jリーグに関わる誰も守備の大切さというか、サッカーにおいて守備するとはどういうことなのかを知らないということなのだろう。誰か嘘だと言ってくれ。

2014年10月19日日曜日

ゾーンディフェンスの成立条件

チームスポーツにおける守備ってのは組織であり、規律を伴うものだ。サッカーの場合、2つのラインを形成して守る、というのが王道になっている。スリーバックだろうがフォーバックだろうが、4-4のラインを作って守るというのが基本になっている。


この動画を見ると、ゾーンディフェンスの動きってのはほんとにプログラムみたいなもんだってものがよく分かる。要するに、アルゴリズムだ。どういうときにどう動くかってのが決まっているわけだ、この動きってのは定番のものなので、これを守っていれば基本的にはうまくいくようになっている。

が、前の投稿の続きだが、日本代表やJの試合を見ていると、これができていない。こうやって日本語でYoutubeに動画があるくらいなのだから、クラブのレベルでこれを知らないってことはないのだろう。が、練習していないか、練習してはいるが実戦と練習は別と思っているかのどちらかだ。要するに、アホなのだ。

ヨーロッパのサッカーを見たあと、Jの守備を見ると違和感を感じると思う。Jの守備は、狭いところに敵も味方もわちゃわちゃと集まっている、そんな感じ。


前の投稿でも使ったこの画像、今回は中央の赤の選手が二人重なっていることに注目してほしい。向こうにもう一人いるような気もする…。これ、なんでこんなことになっているかというと、ガンバの一人の選手に対し、神戸の二人がチェックに行っているからだ。で、パス出されて終わり。これ、ゾーンディフェンスじゃないよね。さっきの動画でも見たとおり、ゾーンでは、チェックに行くのは基本一人。これをJではしていない。つまり、Jではゾーンディフェンスしていない。

Jの選手は、一人に二人でチェックに行けば奪えるとでも思っているのか、それともパスというものの存在を知らないのか、そのどちらかなのだろう。ヨーロッパのサッカーを見ることがあったら見てほしい。一人にチェックに行くのは必ず一人だ(細かいことを言うと、プレスは二人で同時にすることもあるが、マジでボールを奪いにいくときは一人だけ)。相手がメッシとかクリロナでない限り、自分の味方がどんなに相手に苦労させられていても、同じ選手を二人でチェックしにはいかない。これは守備における基本中の基本で、ゾーンディフェンスの成立条件と言える。だが、Jではこれをしていない。

さっきの画像のシーン、見なおしたらやっぱり神戸の選手三人いたわ。三人が一人にパスで抜かれてる。これ、どんなにダメなことか理解していただけるだろうか。さっきのゾーンディフェンスの動画を見ると、こういうとき、ボールホルダーに対して一人はチェック、もう一人はパスコースを消す動きをしないといけない。が、ここではそのどちらもできてない。三人もいるのに。いや、後ろから追いかけている一人は意味ないが。Jはこんなんばかりだ。

戦争でも喧嘩でも、勝敗を決するのは数的優位だ。サッカーも同じ。サッカーは前にパスが出せるので、一箇所での数的優位ってのはすぐに崩れてしまう。そのため、つねにどのゾーンにおいてもなるだけ数的優位を保とうとする手法、それがゾーンディフェンス。敵もなるたけフリーでボールを持ちたいので、ピッチ上にちらばっている。疑うのなら、頭のなかで試しに、味方を二人つねにまったく同じ位置で動かしてみてほしい。意味無いでしょ? 

ゆえに、ゾーンディフェンスは効果的なのだ。ワンツーされたときも、ゾーンで守っていたら後ろでカバーしている選手で止められる。が、Jではその理論は通用しないらしく、「ボールホルダーには二人でチェック」という掟があるようだ。これはつまり、Jは現代サッカーではない、「Jサッカー」をしているということだ。もうね、わけがわかりません。

2014年10月18日土曜日

FMの守備、日本の守備

FMをしていると、自チームが点を取るだけでなく、点を取られることもある。点を取られるときは、たいてい、一人の選手がきちんとした動きをしていれば防げる場合が多い。点を取られた時はリプレイで自分の守備を見るので、サッカーの守備というものがどういうものなのか自然とわかってくる。

さて、守備といえばリアルの日本代表の頭を悩ませている問題だ。こないだのブラジル戦でも、わかりやすい守備崩壊で4失点した。これについては、サッカー店長のブログでわかりやすすぎるほどわかりやすく解説されている。要するに、日本の守備は組織がなっていない、ということだ。

さて、宇佐美の動画を見ていたら、今季好調な彼の活躍よりも、Jリーグの守備大丈夫か、ということが気になってしまう。


これ見ていると、どうやら日本の守備は、組織どころか一対一の守備のやり方さえできていないのではないか、と思わざるをえない。たとえばこれ


ビデオの四分半、白のガンバが前にボールを運んでいるところだが、赤の神戸の選手が足を開いて一瞬立ち止まっている。これ、確かに相手は二人いるが、この選手は立ち止まるのではなくてボールホルダーにチェックしにいかないといけない。なのでこの時点でもうすでにダメだが、この選手、このあとの動きがまたすごい。なんと、この選手、ドリブルで進むガンバの選手の数歩先を並走するだけでチェックしにいかず、最後には自チームの最終ラインに吸収されてしまう。そして、宇佐美にゴールされる。

もうね、絶句ですよ、これは。この危機意識のなさ。守備意識のなさ。動きのダメさ。判断の遅さ、まずさ。この選手がプロにいるって事自体が不思議。我が目を疑うってことを実体験してしまった。

じつは、FMの選手ってのは、どんなに能力値がまずくても、守備時にはみんなある程度一定の動きをする。むやみにタックルしにいったりしないし、プレスはちゃんとするし、ボールホルダーにチェックしにいく。が、この神戸の選手の動きは、そんなプログラムされた動き以下の動きしかしていない。これはどういうことか。

これは、「日本には守備の文化がない」どころの問題ではない。そうではなく、日本人はサッカーの守備を知らない、と言うべきだ。日本人はサッカーで守備をするということがどういうことなのかわかっていない、のである。Jリーグの選手より、FMのAIのほうが守備に関してはよく知っているレベルだ。

嘘だと思うなら、この動画でもなんでもいいから、Jの守備をチェックしてほしい。失点シーンを見ると、たいがい失笑もののはずだ。

サッカーにおいては、守備と攻撃は連動している。Jの守備が一般的にダメ、ということは、攻撃もそれほど洗練されない、ということを意味する。一対一がダメなので、一対一で普通に負けて失点する。これでは、攻撃の組織なんて作る必要がない。パワープレイかドリブラーで勝てる。

日本のパスサッカーなるものがバルサのそれに遠く及ばないのは、バルサのパス回しがゾーンディフェンス対策として生まれてきたものに対し、日本のパスサッカーは何の対策にもなっていないからだ。組織的守備のないところに、組織的攻撃は生まれない。

守備なんて、技術がなくてもだれでもできるものだ。それをしていないということは、日本の誰もサッカーにおける守備の大事さを理解していない、ということにほかならないのだろう。なにしろ、手本はいくらでもあるのだから、動画を見て勉強すればいいだけなのだ。たとえば、モウのそれ。


この動画なんかを見て勉強すればいいのにな。それをしないと、日本代表がW杯で優勝なんてのは永遠にムリだろう。